オフィスの内装工事で処分するかどうか悩むのがビジネスフォンでしょう。
古いタイプのビジネスフォンを使っているならば、これを機に新しいタイプのビジネスフォンと交換することもあります。
その際、これまで使用していた中古のビジネスフォンの行き場に困ることもあります。
別の営業所で使用するなら中古のビジネスフォンをそのまま使用できるでしょうが、そうでない場合は廃棄処分、もしくは業者に買取してもらうことになります。
処理方法はリース契約か購入しているかによって変わってきます。
新しいビジネスフォンと交換する場合は、金額が相殺されるので、販売業者に下取りに出すのがいいでしょう。
リース契約の場合
まず、リース契約の場合はリース会社の資産なので、勝手に廃棄は出来ません。
大抵はリース会社への返却となります。
残りのリース金額はそのまま支払い続けるか、損害相当分をリース会社に支払うことになります。
どのようになるのかは契約内容に基づいてリース会社と相談することになります。
リース契約が満了している場合は、中古のビジネスフォンはリース会社に返却します。
この際の撤去作業については、リース会社が撤去作業を行うこともありますが、大抵は自身の負担で撤去作業をするのが主流です。
それまでと同じリース会社で新規でビジネスフォンのリース契約をする場合、つまり新しいビジネスフォンと交換するような場合には中古のビジネスフォンの撤去と同時に新しいビジネスフォンの取り付け工事を行う場合もあります。
購入したビジネスフォンを廃棄する場合
廃棄する場合は、ビジネスフォンは産業廃棄物なので、一般ごみとしては廃棄できません。
購入したビジネスフォンの場合は、自身で廃棄しなくてはいけません。
細かなルールは各自治体によって異なりますが、自治体の産業廃棄物課に処分の方法についての指示を受けます。
自治体の認可を受けている産業廃棄物処理業者に直接問い合わせて、その指示に従って廃棄をこなうことになります。
廃棄には処分費用も発生します。
また、ビジネスフォンの撤去工事も業者に委託することになるでしょうから、そこでも費用が発生します。
低価格で済ませたい方にはあまりお勧めできる方法とは言えません。
中古のビジネスフォンを下取りに出す場合
廃棄すると費用が発生するビジネスフォンも、下取りに出せば逆にお金になります。
この場合、正常に作動するかどうか、メーカーや機種、破損や汚れの状態などにより査定されます。
下取りに出すメリットは、お金に換えられることだけではありません。
撤去工事も同時に任せられます。
出来るだけ多くの業者に見積もりを依頼するのがいいでしょう。
複数の業者に見積もりを出させることで、安く買いたたかれることを防ぐことが出来ます。
ビジネスフォン下取りの相場金額
中古品の買い取り相場がいくら位かすぐにわかる方は少ないでしょう。
実は、販売価格の5%から10%が買い取り相場と言われています。
もちろん、機種の新しさや破損具合によって異なります。
基本的に破損している場合は買取されません。
機種が新しいほど高性能で、耐用年数も少ないので、機種の新しい物は比較的高く買い取られます。
一般的には5年以内の機種が目安です。
ですが、例えば新機種でも中古市場で大量の在庫があるような機種は査定が下がります。
逆に、多少古い機種でも品薄であれば査定が上がることもあるということです。
最後に
新しくビジネスフォンを購入しない場合であれば、廃棄するよりも下取りに出す方がお得なのはお分かりいただけたでしょう。
下取りに出すなら、購入する時と同様に数社で見積もりを取ることをお勧めします。
ビジネスフォンの買い取り額は年数と流通量や人気で変動します。
信頼でいるところに下取りに出しましょう。
(2020年現在)